少し前の話になりますが、12月12日から社用でフランクフルトまで飛ばなければならなかったところ、1日前倒しし11日にドイツに飛び、ドルトムントでサッカーを観戦することにしました。12月11日、ドルトムント(Dortmund) VS ブレーメン(Bremen)の一戦。もちろん目当ては今シーズン世界のサッカー市場で最高の掘り出し物と言われた、日本代表香川真司です!
フランクフルトから電車を乗り継ぐこと3時間強で、サッカーの町としても名高いドルトムントの中央駅に到着。更にドルトムント中央駅から近郊電車に20分程乗れば、目指すドルトムントのホームスタジアム、ズィグナル・イドゥナ・パルク(Signal Iduna Park)です。
さて、ズィグナル・イドゥナ・パルクの収容人員は83,000人。日本に存在するどのスタジアムよりも大きいわけですが、ドルトムントのホームゲームともなれば毎回これがほぼ満員になるのだから凄いです。1試合平均観客数は75,000人だそうです。特に圧巻が上の写真に写っているホーム側ゴールネット裏。ここで22,000人収容できるそうなのですが、これ全て立ち見席です。20,000人以上が2時間近く立ったままで何かを観戦する場所って、ここを除いて他にあるでしょうか。
試合前から、熱気ムンムン。今シーズンここまでドルトムントは首位を快走、サポーターたちが気分良く応援している雰囲気が伝わってきます。
キックオフ前、応援歌が流れれば、このようにスタジアム内にサポーターの声が響き渡ります。コンパクトデジタルカメラで撮影しているので少々粗いですが、雰囲気は伝わるかと。
そしていよいよキックオフ。香川のファーストタッチで試合が始まりました。ゲームは終始ホームのドルトムントが優勢。試合開始9分には先制、そして後半25分、香川がダメ押しとなるゴールを決め、2-0で完勝という結果となりました。いやあ、期待通り香川が点を決めてくれて嬉しかったです。
それにしても香川の人気、知名度は凄かったです。ドルトムントに向かう道中から、黄色い衣服に身を包んだサポーターを多く目にしたのですが、僕を見ればアジア人(日本人)だと分るので、何度となく「ちんじぃ!ちんじぃ!」(「しんじ」とは発音できないらしい)や「かがーわ!かがーわ!」とはしゃぎ立てられました。スタジアムでも何人に声を掛けられたことでしょう。香川が得点を決めた際には、隣の人とハイタッチ、少し遠くの人からも拍手が送られました。
とても嬉しかったのが、どの人も日本人に好意的なのでした。若い香川が安い年俸で大活躍、ドルトムントを首位に導く活躍をしているからに他なりません。物凄い外交力です。
ドルトムントでのサッカー観戦は、そもそものこのチーム、スタジアムの盛り上がりが他に類を見ないことに加えて、我らが日本代表選手香川が活躍してくれたことで、忘れがたい思い出となりました。今回のロンドン滞在中最後のサッカー観戦としてはこれ以上ない素晴らしい一戦でした。
コメント